
(株)LDF/FDAと拓殖大学工学部デザイン学科アルバレスハイメ教授は、毎年レーザー加工機を用いたプロダクトデザイン(PD)の共同演習を行っています。
2023年度前期のPDⅢ演習では、3年生22名を対象に4月から7月まで2グループに分けて5回ずつの演習を実施します。

アルバレスハイメ教授による講義
▲アルバレスハイメ教授によるスケジュール説明
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(株)LooCO代表取締役・王偉忠さん
今回のテーマは「つつみ」。
FDAの理事で同大デザイン学科卒業生でもある王偉忠さんが代表取締役を務める(株)LooCoの協力を得た課題に取り組みます。
LooCoは、八王子にあるレーザー加工機を使ったスマホ等周辺機器の企画・デザイン・卸売・小売をはじめとするビジネスなどをネットを中心に展開している企業。
「包」という言葉は、中国ではよく使われている言葉で、「モノ」を携帯するときの入れ物、袋、カバーなどを指します。実際にLooCoでも色々な「包」商品を取り扱っています。
そこで今回の演習では、LooCoの新商品としての「つつみ」をテーマに学生たちが企画を考えます。
そして、「革」などの材料を使ってレーザー加工機で商品を作成し、コンペ形式のプレゼンを行います。
最終的に優秀な作品を作って「Looco賞」に選ばれた学生には、演習後にさらにブラッシュアップを重ねて実際の商品化に向けて動きだすチャンスも得られるという特典も用意しています。
4月12日(水)に行われた最初のオリエンテーションでは、まず学生たちに現在興味のあることについてのアンケートを具体的に行って、次回の個人面談での商品の方向性を決めるのに活かすこととなった。
また、宿題として、「革」や「つつみ」をキーワードにした調査について調べることになりました。
そして、4月19日(水)、工学部棟演習室において、演習に先がけ、(株)LooCoの王さんによる講義が行われました。
学生時代にすでに起業した話から、現在経営している会社の紹介のお話にはじまり、今回の課題についてや、「マーケティング」を意識したものづくりについての考え方を話しました。受講した学生たちは熱心に耳を傾け、終了後には活発な質疑応答も行われました。
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(株)LooCOはレーザー加工機を活用して飛躍する会社。

王さんによるマーケティングを意識したものづくりの講義
その後、学生たちは自分のバッグに入っている普段持ち歩いているアイテムを机の上に並べて、グループごとに調査を行いました。

この生徒の持ち物は、ティッシュ、髪止め、水、ノート、PC,スマホ、筆箱、充電コードなど。

この生徒のバッグの中身は、ティッシュ、モバイルバッテリー、カギ、ノート、PC,スマホ、筆箱、充電コード、傘、マスクケースなど。

この生徒のバッグの中身は、文庫本、ルーズリーフ、テープのり、PC、筆箱、、傘など。

この生徒のバッグの中身は、文庫本、モバイルバッテリー、時計、水筒、筆箱、充電コード、エコバッグ、はさみ、定期、のり、はさみ、カッター、財布、飴、ワイヤレスイヤホンなど。

この生徒のバッグの中身は、クロッキー帳、蛍光ペン、ばんそこう、ウエットティッシュ、ワイヤレスイヤホン、スマホ、ジュース、ティッシュ、カギ、筆箱など。

この生徒のバッグの中身は、クロッキー帳、傘、文庫本、修正液、鉛筆、カッター、定規、筆箱など。

この生徒のバッグの中身は、ノート、水筒、iPad、眼鏡ケース、はんこ、カッター、三角定規、筆箱など。

この生徒のバッグの中身は、ティッシュ、ルーズリーフ、水、iPad、眼鏡ケース、香水、カギ、歯磨きセット、タオル、傘、モバイルバッテリー、筆箱など。
この生徒のバッグの中身は、メモ帳、スマホ、水、iPad、はさみ、ふせん、定規など。
その後、王さんとU-sukeさん(イラストレーター・FDA非常勤プロデューサー)とハイメ教授による個人面談が行われ、学生たちの課題の企画の方向性について話し合い、アドバイスを行った。次回は4月26日(水)。

学生のアンケートをもとに面談で意見を聞き、課題に合った作品を提案していく。