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Triplex

Triplex 3in1 ハンドヘルドレーザー溶接機

溶接＋切断＋錆取を低予算で導入できるようになリました。
従来のTIG溶接ではできなかったアルミやステンレス等の高速、精密、堅固な溶接が可能になりました。

Triplexの３つの機能

溶接ヘッドをスイングさせながら溶接することができるので母材と母材の間に隙間があってもしっかりと強固に溶接することが可能です。

溶接ヘッド（トーチ）を切断用に変更することによリ、厚さ1mm程度であればステンレスやアルミ等の切断も可能です。

*板金切断レーザー加工機のように、様々な形状で精度よくキレイに切断することはできませんが、単純な形状であればあて材に沿ってトーチを動かすことにより簡単に溶接することができます。

溶接ヘッドをクリーニング用に変更することで、錆取りをはじめとして母材に付着した酸化膜やコーティング膜を除去できます。

*Triplexは金属の切断やクリーニングもできますが、主な用途は溶接になります。

レーザー溶接とTIG溶接の違い

レーザー溶接は高いエネルギー密度で金属を溶融させて接合し、従来のTIG溶接に比べて加工性や経済性で多くの優れた特徴を有しています。

トーチ先端を母材につけて溶接作業ができ、半日程度の講習をうけるだけで誰でも簡単に溶接作業ができます。

レーザー出力や周波数、スイング幅等を変えることにより、母材の種類や厚みに応じて様々な方法でしーザー加工が可能です。

ステンレスや鉄はもちろん、TIG溶接では難しいアルミもしっかリと溶接することができます。

レーザー光を絞り込むことによリ、ビード幅の狭い精度の高い溶接が可能です。また、ウォプル（スイング）機篭によリ、レーザー光を左右に振リながら溶接することができるので母材と母材の間に隙間があってもしっかりと溶接することができます。

エネルギー密度が高いレーザー溶接により、母材を瞬時に溶融させ、強固な溶接が可能になリます。

瞬時の溶込み時間により、熱影響で母材が歪んだり、変形するのを抑えます。

フュームやコンタミの発生を抑えることができ、人体や環境にやさしい（集塵装置を設置して室外排気も可能）。

項　目	レーザー溶接	TIG溶接
原理	高エネルギーのレーザービームを使用して局所的に瞬時に母材を溶融させます。	アルゴンガスをシールドガスとして使用する溶接技法
操作性	未経験でも短時間の講習でキレイな溶接作業が可能	キレイに溶接するには熟練を要する
汎用性	Triplexは切断、クリーニングも可能（主な用途は溶接）	溶接のみ
溶接精度	微細なレーザービームで局所への精度の高い溶接が可能	精度よく溶接するには熟練と注意深い作業が必要
溶接スピード	高速に溶接できる(TIG溶接の数倍）	母材を溶かすのに時間がかかる
異母材の溶接	融点が異なる母材の接合が可能	融点が異なる母材は接合できない
溶接母材厚	厚み5mmまでのプレートに対応	厚み4mm以上
溶接品質	ビード幅の狭い高品質溶接が可能で後工程が簡単	後工程に時間がかかる
溶接強度	縦方向への深い溶け込みで強固な溶接が可能	強固な溶接にはノウハウと熟練が必要
材料変形	高いエネルギー密度を持ったレーザービームにより、瞬時に母材を溶融させるので周りへの熱影響が少なく、母材の変形が少ない	エネルギー密度が低いので、溶け込みが周囲に広がり、熱影響で材料が変形しやすい

点付け・盛り溶接の後研磨した様子

tig溶接用の溶接棒を手差しした点付け

点付け溶接の様子(提供：スラップトーン)

機器仕様

項　目	仕　様
レーザー	ファイバー
発振波長	1080nm
周波数	20-5000Hz
パワー	1.5kw/2.0kw/3.0kw
焦点距離	120mm
スキャニング範囲	50mm
焦点深度	max 10mm
冷却方式	水冷
ファイバーの長さ	10m
赤色ガイド光波長	650nm
消費電力	6kw
空気圧要件	4-6BAR
設置寸法（W×D×H）	・溶接機本体 440×970×800mm ・ワイヤーフィーダ 240×570×410mm
装置重量	120kg
電源	1.5kw-AC220V 50/60Hz 2.0kw/3.0kw -AC380V,50/60Hz
安全規格	JIS C6802クラス4準拠
最大溶接可能金属厚み	・ステンレス 3mm ・アルミ 3.5mm ・カーボンスチール 3mm
最大切断可能金属厚み	1mm（素材によって相違）
主な消耗品	アルゴンガス、ワイヤ
保証	メーカー保証1年＋総合保険1年
装置構成	・装置本体・溶接ヘッド・自動ワイヤーフィーダー・溶接面及びゴーグル・ノズル各種・その他付属品