レーザー加工機ドットコムBLOG

【新ツール公開】リビングヒンジジェネレーターを公開しました

こんにちは。株式会社LDFのブログ担当です。

本日は、レーザー加工におけるデータ作成の効率化を図る、非常に便利なWebツールをご紹介いたします。

硬い素材への曲げ加工を、より手軽に実現するための新機能として、リビングヒンジジェネレーターを公開しました。

いますぐジェネレーターを試す

■リビングヒンジ(カーフベンディング)とは
リビングヒンジ、またはカーフベンディングという技術は、木材やアクリルなどの硬質素材に緻密な切り込みパターンを入れることで、素材に高い柔軟性を持たせる加工法です。

この切り込み(カーフ)が連続することで、硬い板でもしなやかに曲げることが可能となり、美しい曲面を持つ製品や、独創的なデザインのアイテム制作に役立ちます。

■データ作成の課題を解消
リビングヒンジ最大の課題は、カットデータ作成に要する時間と手間でした。

CADやIllustratorで、作品に合わせて数値を計算し、何百本もの線を高精度で手動で描く作業は、大きな工数となっていました。

弊社のジェネレーターは、その手間のかかる線画作業を自動化し、皆様のデータ作成工数を大幅に削減します。

■ご利用手順と各パラメーターの解説ブラウザ上で、どなたでも無料でデータ作成が可能です。
1. パターン選択
ひし形 (Diamond/V-cut):デザイン性が高く、曲げたときに美しい模様が現れます。
直線 (Straight):最もシンプルで基本的なパターンです。

2. 寸法設定パラメーター解説
全体の幅 (Width) mm:リビングヒンジパターン全体の横幅です。
全体の高さ (Height) mm;リビングヒンジパターン全体の縦の長さです。
外枠をカットする:チェックを入れると、パターン全体の外周カットラインがDXFに含まれます。

3. 詳細パラメータ設定
以下の値は、素材の厚さや硬さ、曲げたいカーブのきつさによって適切な値が異なります。
パラメーター解説
列の間隔 (Pitch X) mm:横方向(曲げる方向と垂直)のパターン中心から中心までの間隔です。この値がV字幅の基準になります。
V字の横幅 (Width) mm:ひし形(V-cut)の開口部の横幅です。(直線パターンの場合は無効)推奨値は列の間隔より小さい値です。
ブリッジ幅 (Gap Y) mm:縦方向(曲げる方向と平行)の、切らずに残る素材(ブリッジ)の幅です。この値が小さいほど曲がりやすくなります。
カット長 (Length) mm:縦方向の切り込みの長さです。この値が大きいほど曲がりやすくなります。

4. DXFダウンロード最適なパターンが完成したら、DXFダウンロードボタンをクリックします。
■注意点:ダウンロード後のデータ利用について
生成されたデータはすぐにレーザー加工機で利用可能ですが、一点ご注意ください。 本ツールはリビングヒンジのパターンのみを作成するツールであり、ダウンロードしたDXFデータだけでは製品として完結しません。

ダウンロードしたDXFファイルを、お手持ちのIllustrator、Affinityデザイナー、またはCADソフトなどにインポートし、作品の外形線やその他のパーツと組み合わせてから、加工にお使いください。

今後も皆様の創作活動の実現を加速できるよう、便利ツールの作成を行って行く予定です。

リビングヒンジジェネレーターはこちら

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