皆さんこんにちは!株式会社LDFサポートスタッフです
レーザー光の種類についての解説は一旦終了しました。
今回はレーザー光の制御(駆動)方法について解説していきます!
前回はコチラ!第12回~レーザー加工機の種類その4~
レーザー光を走査させる方式には、大別するとXYプロッタ方式とガルバノスキャニング方式の2種類があります。
●XYプロッタ方式(フラットベッド方式や光移動方式ともいわれます)
例)EPILOG mini/HELIXシリーズ
●ガルバノスキャニング方式
例)ALL IN ONE
XYプロッタ方式では、加工テーブルいっぱいにX軸及びY軸方向にレーザー光を走査できますが、ガルバノスキャニングの場合は、スキャニングヘッドに収められたガルバノスキャニングのX軸ミラー及びY軸ミラーで振られた加工データを集光レンズ(fθレンズ)で絞って加工するので、大きいサイズの加工には適していませんが、加工スピードは圧倒的にガルバノスキャニングの方が速くなります(加工データにもよりますが約3~10倍)。ただ、ガルバノスキャニングの場合は彫刻やカットというよりも、マーキングが主なアプリケーションになります。
レーザー光の走査方式には、上記の方式以外に次のようなものがあります。
・ プロッタ方式とガルバノ方式との複合駆動
・ 加工テーブル(加工ステージ)駆動
・ レーザー発振器ユニットそのものを駆動
・ 加工物の底面(下面)を除く、5面を加工できる多軸駆動
ちなみに、クリスタルガラスの中に3次元造形してあるものを良く見かけると思いますが、これは、グリーンレーザー光(532nm)等の短波長光をクリスタルガラスに照射すると、焦点を結ぶところに白く微小クラック(ひび)が入ります。造形したい立体形状を3次元ソフトを使用して、連続して「クラック」を入れることにより立体造形させます(インナーマーキングinner markingと呼ばれています)。
次回!→やさしいレーザー講座 第14回
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