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やさしいレーザー講座 第36回
皮革
皮革はレーザー彫刻には非常に多く使用される素材です。合成革も彫刻できますが、仕上がりは本革の方がきれいです。革を彫刻するとこげ茶色になり、彫刻していない部分との濃淡コントラストが得られます。初めての皮革を彫刻する場合には少し低めの出力でレーザー照射し、彫刻の深さを確認してから必要に応じてもう一度同じ場所を適度な出力でレーザー照射をすることをお奨めします。
皮革のカットも可能ですが、カットをする時に特有の強い加工臭が発生しますので、あまり厚い素材のカットはお奨めできません。
大理石
ほとんどの大理石や研磨天然石はレーザー彫刻部分が白っぽくなります。大理石への加工は「彫る」ことが目的ではなく、レーザー照射された部分を白濁化させ、非彫刻部との濃淡コントラストを出すことにあります。あまり出力を上げ過ぎると焼けたような茶色に変色してしまいきれいに仕上がりません。
写真を濃い色の大理石に彫刻すると彫刻部分が白く浮き上がり、非常にきれいに仕上がります。
同じ大理石でも表面の色が均一な大理石等が良いでしょう。縞模様があったりするとレーザー彫刻によるディーテールが表現しづらくなります。大理石は油性塗料を使用して色入れをすることも出来ます。彫刻部に指で塗料をすり込んでから、乾かし、その後柔らかい布で余分な塗料を除去します。
マットボード(厚紙)
マットボードは建築模型やピクチャーフレーム用としてレーザー加工に適しており、きれいに彫刻したりカットしたりできます。マットボードを彫刻する場合は、レーザー光で表面層だけ文字や模様をハッチングして下層の色を出します。下部層の色がレーザーで変色してしまわないように周波数/ppiは低めに設定します。彫刻の場合は表面にマスキングは不要ですが、カットの場合は両面をマスキングし、少し浮かせてカットした方が良いでしょう。
警告:金属は反射材です。フルパワーを使用すると、レーザー加工機に損傷を与える可能性があります。
次回!→やさしいレーザー講座 第38回
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