レーザー加工機ドットコムBLOG

LDF/FDA×拓大デザイン学科PDⅢ共同演習「最終発表」

7月27日(水)、拓殖大学工学部デザイン学科(アルバレスハイメ教授・永見豊准教授・森岡大輔准教授)と(株)LDF/FDAの共同演習(プロダクトデザインⅢ)の受講生(3年生)による最終発表が行われました。
発表者の中から優秀賞として、織田大翔君(LDF賞)・山口雄也君(FDA賞)が選ばれ、それぞれ盾が授与されました。

今回は、「レーザー加工機の特性を活かした雑貨づくり」をテーマに、5月から➀イヤホンホルダー➁鉛筆立て➂組み立て式商品という3つの課題で取り組んできました。
最終発表では、学生から3つの課題作品の発表と先生方からの質疑応答やアドバイスを実施。優秀賞の審査は、(株)LDF・CEOの夏山一彦氏と、FDA正会員の王偉忠氏((株)LooCo代表取締役)のレーザーの専門家が行い、最後にLDF賞とFDA賞が選ばれました。(※講評は後記)

▲はじめてレーザーを使ったにもかかわらず、斬新な発想で連結する「鉛筆立て」やゴム動力の組み立て式商品「観覧車」を作った織田君。本人は残念ながら発表当日コロナ陽性のため参加できずオンラインでのプレゼンになりましたが、高い評価を得て見事LDF賞を受賞。

 

▲ペン立て(組み立て式)

▲ペン立て(組み立て式)

 

▲FDA賞を受賞した山口君。彼の作るすべての作品が細かいパーツを接着剤を使わないで組み合わせる繊細な設計のもとで作られており、デザインセンスも光る。

▲FDA賞を受賞した山口君。彼の作るすべての作品が細かいパーツを接着剤を使わないで組み合わせる繊細な設計のもとで作られており、デザインセンスも光る。

▲プレゼンする山口君

▲プレゼンする山口君

▲組み立て式コードリール

▲組み立て式コードリール

 

▲プレゼンを見守る審査員・先生方。

▲プレゼンを見守る審査員・先生方。

▲審査員からは、実際にビジネスとなった場合の学生たちの作品の問題点についての鋭いアドバイスも。

▲審査員からは、実際にビジネスとなった場合の学生たちの作品の問題点についての鋭いアドバイスも。

▲イヤホンホルダー。サルの耳が先端をひっかける部分になる。

▲イヤホンホルダー。サルの耳が先端をひっかける部分になる。

▲熊の可愛い組み立て式商品「スマホホルダー」。

▲熊の可愛い組み立て式商品「スマホホルダー」。

▲イヤホンホルダー「Air Pods」用。ベニヤを重ねて色を塗ることで「和」の雰囲気を演出。

▲イヤホンホルダー「Air Pods」用。ベニヤを重ねて色を塗ることで「和」の雰囲気を演出。

▲アクリル製の近未来風鉛筆立て。

▲アクリル製の近未来風鉛筆立て。

▲「想い出の家」を写真から組み立て模型にする商品アイデア。

▲「想い出の家」を写真から組み立て模型にする商品アイデア。

▲ペットボトルを利用して「花瓶」を自分で作る組み立て式商品。

▲ペットボトルを利用して「花瓶」を自分で作る組み立て式商品。

▲歯車により猫がクルクル回って愛を伝える置物。

▲歯車により猫がクルクル回って愛を伝える置物。

▲最後に全員で記念撮影。

▲最後に全員で記念撮影。

【今回の最終発表に参加した審査員の感想】

「FDA理事長の竹末先生の代理で審査委員をやらせていただきまして、改めて反省しました(学生時代ちゃんと勉強すべきでした!)。7年前のキャンパスライフの記憶が蘇って、とても楽しい時間でした。コンセプトから最後の発表まで、皆さんの努力を感じました。
アイデアも面白くて、完成度も高い作品がたくさんありました、大学の先輩としても非常にうれしいことです。
商品化まであと一歩ですが、可能性を感じる作品もあり、刺激をもらいました。私の時代より、レベルアップしたことが喜ばしいことである一方、デザイナーを目指す人が少ないことに少し残念に思います。期待を込めて、皆さんがデザイナーとしての活躍を見れるように楽しみにしています」

王 偉忠【(株)LooCO・拓大デザイン学科OB・FDA正会員】

「受講学生8名の作品の出来栄えには大きな差があったと言えます。◎が1名、〇が3名、△が3名~4名というところでしょうか。
◎の1名については、今回の授業で初めてレーザー加工機を使ったにも拘わらず、レーザー加工機の加工特性を上手に活かしており、作品としての完成度も高く、もう少し手を加えれば商品化できるものでした。全体としては、作品の仕上げや審美性に問題がありましたが、独自性、発想に優れている作品も多く、今後に期待したいと思います」

夏山一彦 【(株)LDF・CEO・FDA会長】

「アルバレス・ハイメ教授とは、共同演習や共同研究などで2019年からタッグを組ませていただいています。
今回はかなり難易度の高い課題もあり、8名の学生にとってはとても大変だったと思います。
私はAdobe illustratorを使った加工データ制作とレーザー加工機の操作の指導やデザインのアドバイスなどを先生方と一緒に行いました。
初心者がほとんどのなかで8名全員がデータ制作とレーザー加工機の方法を習得し使いこなせるまでに成長し、授業のない日にも工場に来て一生懸命課題作品を締切ギリギリまでブラッシュアップし続ける努力を学生たちが行っているのを見て感銘を受けました。
学生たちが今後の創作活動等にも今回の経験が活かせることを願っています」

U-suke【イラストレーター・絵本作家・FDA非常勤プロデューサー】

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