6月27日、拓殖大学工学部デザイン学科のアルバレス・ハイメ研究室の4年生・鈴木君が(株)LDFを訪れました。彼は、「缶のプルタブ」デザインを卒業研究のテーマにしようと現在、検討しています。
ハイメ教授と(株)LDF(FDA)による「レーザー加工」の共同演習を3年生の時に受講体験していた鈴木君が、プルタブデザインの研究をするためにレーザー加工技術を使うことはできないだろうかと、先週、二層板(ABS)を使ってepilogのCO2レーザーで実験し可能であることを確認しました。
そして今回、ファイバーレーザー加工機の「Mark Boy」を使って、実際にアルミとスチールの空き缶を用意して実験を行いました。
今回の研究には、(株)LDFカスタマーサポートの保知戸とFDAの非常勤プロデユーサー・U-sukeが立ち会いました。鈴木君としては、アルミ缶やスチール缶を切ることができるかという確認のほか、プルタブのように力を与えて開くハーフカットのような加工できるかどうか実験したいとのことでした。
▲まずアルミ缶から実験。簡単にカットできます。
▲「彫刻」の名入れ加工も一瞬でできます。
▲加工回数の数値などを記録する鈴木君。 ▲アルミより硬いスチール缶でも簡単に加工ができました。 ▲プルタブの新しいデザイン研究のために缶の蓋のサイド側も加工できるか実験。この部分は金属が重なっていて硬いため、固定をして何度もレーザー照射を繰り返す必要はありますが、こちらもなんとか加工できました。
今後、鈴木君は新しい缶のデザインデータを制作し、再度ファイバーレーザー(Mark boy)を使って実験・研究をしていくこととなりました。
なお、今回研究に使用したファイバーレーザーMarkboyは、販売だけでなくレーザーレンタルも行っています。金属の加工が比較的安価な機械で手軽にできるのが魅力です。お問い合わせはこちらまで。
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