2017年に(株)LDFが母体となっている一般社団法人ファブデザインアソシエーション(理事長・竹末俊昭)の企画で同団体の非常勤プロデユーサーを務める絵本作家のU-sukeによる絵本「ザキはん」が出版されました。
この絵本は、岡山県真庭市の湯原温泉の地域活性化を目的に企画されたもの。
当時、FDAがレーザー加工機を使って地元の子供たちとワークショップを行い、岡山を中心とする大学生と一緒にまちづくりについての提言を行ったことをきっかけに、名物である「はんざき」(オオサンショウウオ)を使った地域活性化絵本の企画を立ち上げ出版しました。
出版後は、湯原温泉の旅館やお土産物屋をはじめ、全国の書店でも販売され、全国各地の図書館にも所蔵されています。
「ザキはん」のキャラクターは、湯原温泉への送迎バス「ゆばらん号」に使用されたほか、日本オオサンショウウオの会真庭大会のポスターやのぼり、Tシャツや缶バッジなどの販売もされています。昨年は、街歩き企画「リアル謎解きゲーム」の重要なキャラクターとして使用され、ポスターやパンフレットにも登場。色々な場面で活用されています。
今回は、湯原温泉の方から聞いたそんな「ザキはん」に関するエピソードをご紹介します。
全国の温泉地を回っている営業マンの方のお話。
お孫さんに毎晩いろいろな絵本を読み聞かせしているのですが、5歳と2歳のお子さんがとても「ザキはん」を気に入っているとのこと。
ある日、お孫さんに「じいじはお仕事で岡山へ行ってくるよ」と伝えると、
「岡山の温泉?ザキはんの湯原温泉に行くの?いってらっしゃい」と言ってくれたそうです。
まだ小さな子供たちの心にも「ザキはんのふるさと湯原温泉」として、しっかり認識されているようです。
出張に行くときに、温泉地の名前をお孫さんから言われたのは初めてのことだったのでびっくりされていたそうです。
もうひとつ、東京都内に住む小学4年生の女の子のお話。
彼女は、著者・U-sukeが東京で4月に開催した個展で出会った「ザキはん」の絵本が気に入りTシャツもゲットし、学校に着ていっているそうです。
4月からの新しいクラスの教室内に貼られている自己紹介カードの「行ってみたい場所」という項目に、、「岡山県の湯原温泉」と書いているそうです。
2017年の出版から5年がたちますが、少しずつではありますが、じわじわとまちおこし・地域活性化のお役にたってきているようです。
今後もFDAでは、「ザキはん」と「湯原温泉」を応援しています。
※FDAの「ザキはん」出版までの足跡はコチラ。
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