拓殖大学工学部デザイン学科との産学連携共同研究活動について
㈱LDFと拓殖大学工学部デザイン学科との産学連携活動は2010年に同大との共同研究契約にもとづいて始まりました。当初は日立製作所出身の竹末教授との共同研究、2019年よりモビリティを専攻とするアルベルト・ハイメ教授に引き継がれ現在に至っています。
わたくしたちの共同研究は、デジタルものづくり基軸機材の一つでもあるレーザー加工機を活用したプロダクトデザイン演習や卒業作品制作、そして課外でのものづくりイベントを通じて、積極的に学生の社会参加の機会をつくると同時にビジネス的視点でもプロダクトデザインを訴求させるようにしてきました。
大学での演習授業では、2015年より、イタリヤボローニャ国際絵本原画展でも入選した絵本作家・イラストレーターのU-suke氏http://u-suke.cside1.jp/に非常勤プロデューサーとして演習や課外ワークショップ等での指導にあたってもらい、一般的なプロダクトデザイン演習とは一味違ったエッセンスを加味するようにしています。拓殖大学工学部デザイン学科との産学連携活動においてはレーザー加工機を活用し、学生にレーザー加工技法やデザインを指導するだけでなく、ものづくりを通じて得られる人との関わりや達成感、感動を経験させています。
わたくしたちが産学連携活動でめざすものは、学生にレーザー加工法やデザイン技法を習得させることではなく、これらを通じて得られる人との関わりや達成感、感動を経験させることにあります。その結果というわけではありませんが、私達の産学連携活動に参加したことがきっかけとなって、在学中に起業して年商10億円の起業に成長させた卒業生、京都の工芸技術研究所で活躍している女子卒業生、そして㈱LDFでスタッフとして活躍しながら自己実現する卒業生等々、挙げればいとまがありません。
★★★プロダクトデザイン演習風景
プロダクトデザイン演習 課題作品発表
㈱LDFのホームページ上でも紹介していますが、わたくしたちは拓殖大学工学部デザイン学科で毎年、2年生向けのプロダクトデザイン演習Ⅱ、及び3年生向けのプロダクトデザイン演習Ⅲのコース選択でレーザー加工機を使った授業を指導教員と共におこなっています。基本的には、演習Ⅱではレーザー加工機の基礎を学ばせながらものづくりの面白さを体験してもらい、演習Ⅲでは、演習Ⅱの経験を踏まえてより高度な作品制作をおこなってもらっています。
2023年度前期におこなったプロダクトデザインⅢ演習の課題作品発表会の風景は拓殖大学のホームページでも紹介されています。https://feng.takushoku-u.ac.jp/news/nid00003740.html
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