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やさしいレーザー講座 第33回

アクリル
火災警告: アクリルはレーザー加工時に高温を発生し、特にカット時には簡単に発火してしまう恐れがあります。現に多くのユーザーがレーザー加工時に適切な回避措置をせずに、レーザー加工機を焼損させる経験をしています(場合によっては設置している建物をも焼損する可能性があります)。

アクリルの種類
アクリルには、キャストと押し出しの2種類あり、それぞれ異なる用途に用いられます。キャストアクリル材料は、様々な形状やサイズにすることができ、液体アクリルを金型に流して作られています。アクリル楯はこのタイプになります。キャストアクリルは、彫刻するとな白濁するので彫刻に最適です。キャスト材はレーザーでカットすることができますが、カット断面はピカピカしたエッジにはなりません。
レーザー加工で使用されるもう一つのアクリルは、機械でシート状に成型され、押し出しアクリル材と呼ばれます。押し出し材は大容積製造技術によって形成されるのでキャスト材より安価です。押し出しアクリルは、レーザーカットするとカット断面が高熱になりピカピカしたカット断面を得ることができますが、彫刻すると彫刻部は透明になり白濁化しません。

彫刻部分に後から色差しをする場合は押し出し材を使用し、色差しをしない場合はキャスト材を使用します。

次回!→やさしいレーザー講座 第34回

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株式会社LDF
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