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国際学会でコロナ禍のレーザー演習についての論文を発表

6月29日、拓殖大学工学部デザイン学科・アルバレスハイメ教授とU-suke(LDF/FDA非常勤プロデユーサー・絵本作家・イラストレーター)の連名で執筆された論文が、国際学会( International Conference on Human-Computer Interaction 「 人間とコンピュータの相互作用に関する国際会議」 )にて発表されました。オンラインで行われたセッションには参加者が多く、関心の高さがうかがえました。


この論文のタイトルは、”Utilization of Digital Fabrication Technologyin Hybrid Courses for Industrial Design Education During the COVID-19 Pandemic”「 コロナ禍の工業デザイン教育のためのハイブリッドコースでのデジタル製造技術の利用」

論文要旨は以下のとおりです。

コロナによる世界中の教育システムは、デジタルプラットフォームを使用して、対面教育からオンライン形式への移行を余儀なくされてしまいました。日本では、オンラインでの授業の経験が不足していることや、デジタル技術を取り入れるための国の教育システムのペースが遅いことから、大学全体での遠隔教育への移行が特に困難でした。工業デザインの分野は、サービス、インターフェイス、エクスペリエンスなどの無形の製品を含め、ますます拡大しています。さらに、CADテクノロジーは設計遠隔教育を容易にします。

しかし、特にものづくりの文化が非常に強い日本では、工業デザインの核心は物理的な製品の提案の開発に残っています。工業デザインの実践はオンラインだけで教えることはできないため、この論文では、物理的に作品の設計の提案を行うための対面レッスンを備えた2つのハイブリッド演習を実施する試みについて説明しています。

パンデミックの状況における学術的条件に適応するために、デジタル製造技術、特に「レーザー加工機」が利用されました。オンラインコミュニケーションプラットフォームを使用することにより、学生は講義に出席し、設計アイデアを提出し、教授のフィードバックを受け取り、必要なデータを作成しました。対面授業では、レーザー加工機を使って部品を作り、試作品を作り、フィードバックをもらいました。
各コースの最後にアンケートを実施したところ、ハイブリッド演習による学生の満足度が高いことを示しました。

論文のベースになった演習の詳細はこちら。

(以下、実際の論文の一部紹介)

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