産学連携
2025年10月24日現在、ラフォーレ原宿の「愛と狂気のマーケット」に、産学連携活動の一環として拓殖大学のデザイン学科学生たちが作品販売を行っています。
学生たちは、弊社で販売しているレーザー加工機「xTool」を使用して、なかなか趣向を凝らした作品を制作していました。
今回は、制作しに来ていた学生たち本人に、作品について直接深堀りしてきました!
~3年生~
S.Tくん
【透明アクリルアクセサリー】
私の作品の魅力は、アクリルならではの透明感と光による繊細な表情です。光を受けることで氷のようにきらめき、見る角度によって印象が変わります。また、ブレスレットの素材として従来は金属が主流でしたが、アクリルでブレスレットを作ることで新鮮さや軽さ、日常使いのしやすさといった差別化要素を打ち出せると考えています。
I.Mさん
【涼感キューブキーホルダー】
金魚、レモン、フルーツ
透明なキューブの中に、小さな世界を閉じ込めたキーホルダー。金魚・レモン・フルーツ、それぞれが光を受けてきらめきます。手のひらで楽しめる、小さな癒しと透明感をお届け。いつでも持ち歩ける小さな”涼”をどうぞ!
【EARカラビナmimi】
Brack / Pink,White/ Blue
耳の形がかわいい、アクセサリーのようなカラビナ。透明なレジンの中に小さなモチーフを閉じ込めて、軽やかな印象に仕上げました。バッグやポーチにつければ、さりげなく個性をプラス!毎日を少し楽しくしてくれるアイテムです。
I.Rさん
【リップミラーキーホルダー】
唇をモチーフにした、スライド式ミラー。
光の角度によって輝くストーンと、ピアスのような装飾がポイントです。
鏡で八重歯をデザインしました。
赤と黒を基調にした少し強めのデザインで、アクセサリー感覚で持てるキーホルダーです。
【クラゲキーホルダー】
透明なアクリルを重ねて作った、ゆらめくクラゲのキーホルダー。
青とピンクの足が光を受けて淡く変化し、水の中のような透明感を楽しめます。
動くたびに静かに揺れ、見る人の心を少しだけ癒してくれるような存在に。
“揺れる透明を、手のひらに。”という言葉を込めて制作しました。
~2年生~
K.Mさん
【創作四字熟語キーホルダー】
私にとって「原宿」は、さまざまな個性が自由に混ざり合う、刺激的で創造的な場所だと思いました。そこで、日本人の個性を象徴する「漢字」を使ったキーホルダーを制作しました。最初は既存の四字熟語を使う予定でしたが、より個性を出すために、今回だけの特別な創作四字熟語を制作しました。
①創作熟語(うさぎ) 価格 800円
輪廻迷想(りんねめいそう)
【意味】終わりなき輪廻の中で思考や意識が彷徨う状態。生と死を繰り返す中で、考えや感情が果てしなく廻り続けること。
②創作熟語(ねこ) 価格 800円
夢幻悲醒(むげんひせい)
【意味】夢や幻のようにはかない世界で目覚めたときに、残るのは悲しみだけ。幻想の後に訪れる現実派と問えも冷たいこと。
③創作熟語(くま) 価格 800円
無憂狂喰(むゆうきょうしょく)
【意味】憂を忘れ、理性も捨てて欲望に狂ったように喰らう姿。快楽と狂気が入り混じった退廃的な生きざまのこと。
N.Hさん
【ピクセルパーツ】
小さいピクセルパーツは、レーザー加工ならではの精密作業で作ることができました。
2層版で、ネイルパーツを作るのは新しい発想だと思います!
ほしい商品は見つかりましたか?
26日(日)にはワークショップも開催されます。
ラフォーレ原宿に急げ!! [...]
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2025年9月26日(株)LDFを母体とする一般社団法人ファブデザインアソシエーション(FDA)では、レーザー加工機を中心としたデジタル加工機器を使ったものづくり支援や地域活動を行っています。
今回はLDFとFDAが共同研究を行っている拓殖大学工学部デザイン学科アルバレスハイメ教授の研究室の学生を中心とした学生有志10名が参加し、LDFが販売しているXtoolのレーザー加工機を使って制作した商品をラフォーレ原宿の「愛と狂気のマーケット」にて販売します。販売商品は全部で約40点!
【期間】10月1日(水)~ 10月31日(金)の1か月間 ※FDAスタッフや学生は土日を中心に接客いたします。
【時間】11時~20時(初日は16時オープン・最終日は18時まで)
【会場】ラフォーレ原宿 0.5F 「愛と狂気のマーケット」BOX大「FDAブース」
【ワークショップ】10月26日(日)11時~20時 レーザーワークショップ
「きらめきシャカシャカキーホルダー」~あなただけのキラキラを持ち歩こう!~ [...]
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2025年7月28日(株)LDFを母体とする一般社団法人ファブデザインアソシエーション(FDA)の会員である木工房三澤(三澤正孝代表・八王子市)が、拓殖大学工学部デザイン学科の学生とコラボ制作した「東京曲げわっぱ inspired BY Takao」が、この7月に八王子市のふるさと納税返礼品に採択されました。
(株)LDFは、拓殖大学八王子キャンパスの産学連携研究センター内にオフィスがあり、同デザイン学科とは共同研究を行っています。
この商品についても、これまでのつながりや三澤代表が同大のOBでありFDA会員ということもあって、レーザー加工機による多摩産材ヒノキへの微細彫刻について微力ながらサポートをさせていただきました。
今回の曲げわっぱのデザインは、宮木健二准教授の授業課題として取り組み、拓殖大学工学部デザイン学科4年生の酒井優理子さんと齋賀琢巳さんによるデザインが選ばれました。
ふるさと納税返礼品のページはコチラ。
高尾山の四季をイメージした酒井さんによるデザインの曲げわっぱ
花札をモチーフにした齋賀さんによるデザインの曲げわっぱ。
なお、東京曲げわっぱは、ふるさと納税の返礼品のほか、八日町にあるまちの駅八王子CHITOSEYA(【電話】042・621・2901)でも展示販売中です。 [...]
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2025年5月16日八王子の「木工房三澤」の代表・三澤正孝氏は、拓殖大学工学部デザイン学科の宮木健二準教授とコラボし、このたび現役大学生デザインによる「東京曲げわっぱ」の新作を発売しました。
八王子・高尾山の自然をイメージした学生のデザインと、こだわりの多摩産材を使った職人の技術により生まれた商品です。
木工房三澤さんは拓殖大学工学部の卒業生であり、一般社団法人ファブデザインアソシエーション(FDA)の会員でもあります。今回の上蓋のデザインは、拓殖大学産学連携研究センター内にある(株)LDFのEpilog Fusion Edgeを使って彫刻されました。
何度も試作を重ねながらスタッフが加工のアドバイス・サポートを行い、美しい作品ができあがりました。
今回の産学連携「東京曲げわっぱ」については、こちらの「まいぷれ八王子」に詳細が掲載されています。
https://hachioji.mypl.net/article/area_hachioji/98236
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2025年3月24日これまで(株)LDFと拓殖大学工学部デザイン学科(アルバレス・ハイメ教授)との共同研究等において制作された学生たちの作品の中で、実際にイベント等で販売されて売れ行きのよかった作品についての人気投票アンケート(3作品選択)を行い、その結果をまとめました。
会場:東京たま未来メッセ(はちおうじNPOフェス・たま未来産業フェア)
アンケートの回答で人気があった学生作品のベスト10およびその感想を以下、ご紹介します。
第1位
浅見匠蛍(デザイン学科4年)
「カメラ型小物入れ」
【感想】
立体感があって良かった。1色だけじゃなく、ちょうどよいバランス・細かい所まで加工されていて驚いた。細かく正確な装飾。レトロなカメラ型でかわいい。レ細部まで精工に出来ていてすごい。パーツで売って、組み立てキットであったらほしい。細かく、繊細で重厚感がある。おしゃれ。デザインがかわいく、本物そっくり。
第2位
鳥飼千歳(デザイン学科OB)
「ミニキッチンキーホルダー」
【感想】
かわいい。リアルでよいおなか好きそう。みんな可愛くて、使いたくなりました。食品サンプルみたいでとてもかわいくて買いたいと思った。細かく細部までこだわって作られていたため。
第3位
松本裕子(デザイン学科4年)
「折り畳みミラー」
柄がキレイ。鏡がよい。デザインがよい。繊細な加工。デザインと実用性。美しくできている。かわいかったから買いたいと思いました。実用的。デザイン性、オリジナリティで優れていました。
第4位
千脇義己(デザイン学科OB)
「革の動物キーホルダー」
【感想】
こまかくて、技術力が高くてすごかった。かわいいこのまま製品(商品化)して売っても良い。立体で動物の特徴をとらえている。立体のかたち、デザインがかわいくてオシャレ。
第5位
北爪志耶(デザイン学科OB)
「ミニシャドーボックス」
【感想】
ひと目見てステキな作品だと思いました。かわいいから。かわいくできている。
第6位
山口雄也(デザイン学科OB)
「組み立て式拓大グッズ」
【感想】
組み立て式というのが面白い。組み立てる体験ができる。自分で組み立ててみたいと思った。自身で組み立てて作るという発想がいいと思ったから。
第7位
千脇義己(デザイン学科OB)
「内臓キーホルダー」
【感想】
内臓がユニーク。発想がおもしかったです。集めたくなるような。とってもおしゃれ。おもしろい。すごく目を引く、インパクト大。キーホルダーだけじゃなくケースも良い。変わってる。作りがキレイ。
第8位
山口雄也(デザイン学科OB)
「リンゴ型LEDライト」
【感想】
立体がよい。組み立て式というのが面白い。デザインがおしゃれ。使いやすいから。中まで細かく、繊細なつくりをしていて興味をもちました。ぜひ商品化してもらいたいです!
第9位
飯田 颯(デザイン学科OB)
「ペットボトルオープナー」
【感想】
力が弱ってきた最近気になる。かっこいい。
第10位
千脇義己(デザイン学科OB)
「寿司キーホルダー」
【感想】
寿司が好きなので。かわいい。かわいい。四角だけで構成されていて興味をひいた。 [...]
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2025年1月20日(株)LDFと拓殖大学工学部デザイン学科のアルバレス・ハイメ教授とは、毎年共同研究を行っています。
研究の一環である2年生を対象としたプロダクトデザイン(PD)演習・Ⅱでは、レーザー加工機を使った課題を10月から取り組んでおり、1月14日、その最終発表が行われました。
受講した学生40名は、前半・後半と分けてレーザーの操作方法を学び、課題の「鉛筆立て」に10月から取り組んできました。
はじめてのレーザー加工機に戸惑いながらも、1年生のときに学習してきたデザインソフト「adobe illustrator」を使って加工データを制作し、ベニヤやアクリル等を使って制作しました。
▲はじめてのレーザー加工機を使ってのものづくり
以下、最終発表でのユニークな鉛筆縦作品の一部をご紹介いたします。
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2024年12月10日2024年11月16日、東京ビックサイトにて「デザインフェスタ60」が開催されました。
今回は、(株)LDFと共同研究を行う拓殖大学工学部デザイン学科アルバレスハイメ研究室の学生を中心とした有志3名が、レーザー加工機を使用した作品で出展。
これまでも(株)LDFの夏山CEOが会長を務める一般社団法人ファブデザインアソシエーション(FDA)を通じて学生のものづくりをサポートしてきました。
昨年の「デザフェス59」や「はちおうじNPOフェス」などを通じて経験を積んだ学生たちが、はじめて自主的に今回のデザフェスに挑み、多くの来場者の評判となったようです。
以下、出展した学生の感想
(拓殖大学デザイン学科4年 千脇義己)
まず、(株)LDFのレーザー加工機を使用させていただき、誠にありがとうございます。並びに、(株)loocoの紺野新様、備品のご提供、誠にありがとうございます。今回のデザインフェスタでは、前回売り上げた商品を中心に種類を増やして販売に臨みました。当日は朝から慌ただしく始まり、スタートはあまり良くなかったものの、お客さんが自分の商品を買ってくださったり、お褒めの言葉を聞いたりすると、やはり出展して良かったと改めて感じました。改めて、この度は本出展にご協力してくださった方々、誠にありがとうございました。
(拓殖大学デザイン学科4年 飯田 颯)
今回2度目のデザフェス参加ということで、前回の参加から得た販売戦略をフルに利用して臨みました。今回特にこだわりを持って制作したのが製品のパッケージで、前回パッケージにまで手が回らず苦い思いをした後悔から、個人的にも納得のいくクオリティの高いものを作ることができました。今回の収支は赤字でしたが、MDミラーという看板商品やさらなる販売戦略を得ることができ、次回の参加が今から待ち遠しいです。 [...]
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2024年11月11日(株)LDFでは、拓殖大学工学部デザイン学科のアルバレス・ハイメ教授と共同研究を行っています。
研究の一環として、毎年2年生を対象としてプロダクトデザイン(PD)演習・Ⅱでレーザー加工機を使った課題に取り組んでいます。
PD・Ⅱでは、受講している学生は、約40名。全員がレーザー加工機を使用するのは初めて。
同じくデザイン学科の森岡教授のCAD課題を一緒に前半・後半と分けて20名づつでレーザーの操作方法を学んでいます。
今回の演習スケジュールは、
(1)レーザー加工機の基本について
(2)データの作り方・操作方法
(3)テスト課題「建築パターン素材」調査・作成
(4)メイン課題「鉛筆立て」調査・作成~プレゼン
という流れで行っています。
現在、前半組の最終週が終わったところ。また後半組が始まりましたらまたご報告します。 [...]
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2024年7月26日拓殖大学工学部デザイン学科のアルバレス・ハイメ教授と、(株)LDF/FDAとの共同研究のひとつとして実施しているプロダクトデザイン演習・Ⅲが4月から開催され、最終発表が7月17日に行われました。
今回の演習の課題は、レーザー加工機を使って「時計」または「動く構造物」制作することでした。
まずは「時計」課題に取り組んだ学生作品の一部をご紹介します。
つづいて、「動く構造物」の課題に取り組んだ学生作品を紹介します。
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2024年1月22日(株)LDF/FDAと拓殖大学工学部デザイン学科・アルバレスハイメ教授は、「レーザー加工機」を使った共同演習を行っています。
9月から2年生44名を対象に行ってきたプロダクトデザイン演習・Ⅱでは、レーザー初心者のための課題に取り組んできました。今回の課題は、➀ネームプレート⓶キーホルダー/しおり/コースターのいずれか⓷エンピツ立て(メイン)。
そして、1月16日(火)、工学部棟D館103号室にて最終プレゼン(鉛筆立て)が行われました。
adobe illustratorを使って加工データを作るのが基本ですが、なかにはCADが得意なのでCADを使ってデータを作っている生徒もいました。
以下、個性あふれる学生たちによる「はじめてのレーザー加工作品・鉛筆立て」の一部を紹介します。
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2023年12月4日11月20日~22日まで東京ビッグサイトで開催された「産業交流展2023」に(株)LDFが出展しました。弊社が輸入販売するEPILOG CO2レーザー加工機Fusion Edge及びファイーバーレーザーマーカーMarkboyに加え、NewデスクトップCO2レーザーカッター「Xtool P2」の展示及びデモを行いました。
また、拓殖大学工学部デザイン学科・アルバレス・ハイメ教授との共同研究で取り組んできた学生制作による「レーザー加工作品」のアンケートを実施。9月30日の「はちおうじNPOフェス」とあわせた集計結果をご報告します。
◎アンケート結果~人気レーザー加工グッズ「ベスト5」
◆第1位(革製の動物ストラップ) デザイン学科3年 千脇義巳君
【感想】・デザインと工夫が良いです(46歳製造業男性)・デザインが良くて目をひきました。かっこよくそしてかわいいのでセンスが良いと思った(56歳・男性会社員)・デザインがかわいらしくてよかった(30歳男性会社員)・キャラクターのやさしさ、フォルムのかわいさ、パッケージのセンスどれもよかったです(50歳・建築・男性)・工程少なくデザインを形している。(39歳無職男性)
◆第2位(人魚と妖精のシャドウボックス) デザイン学科4年・ハイメ研 北爪志耶君
【感想】・売れます(45歳男性・デザイナー)・木の質感とアクリルのバランスが良い(60歳男性・金融業)・細かいところまでつくられていてすごいと思いました。(20歳男性・学生)・もう少し手の込んだ感じにしてはどうか(72歳女性・無職)・きれいだと思いました。(20歳男性・学生)・世界観と背景がどれもあっていました。人魚たちがもっと目立つにはどうしたら(50歳男性・建築業)
◆第3位(キノコの箸置き) デザイン学科3年 中澤秀太君
【感想】・きれいでいい(74歳女性・パート)・柄があっておもろかったです。(20歳男性・学生)・日本の格子イメージの細かいデザイン・かわいい(女性)・個人的に好み(40歳女性・会社員)
◆第4位(海の生き物ペットボトルキャップオープナー) デザイン学科3年 飯田颯君
【感想】・ぜひ使いたいと思った。(60歳女性・主婦)・かわいい、とてもgood(72歳女性・無職)・年寄りがバックか財布につけられるように(73歳女性・主婦)・人の役に立つ点が良い!発想が良い!(40歳女性・会社員)・あとひとひねりで世界で売れそう(49歳男性・建設業)・サメすき。キャップあかない時につかいたい(女性)
◆第5位(木製LEDランプシェード) デザイン学科4年・ハイメ研 山口雄也君
【感想】・とても質が高くすばらしいです!(50歳女性・会社員)・組み立て加工が面白い・見た目がよくて使いやすそうだった(30歳男性・会社員)・キャンプに最適そう(38歳男性・会社役員) [...]
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2023年11月27日拓殖大学工学部デザイン学科のアルバレスハイメ教授と、(株)LDF/FDAの共同で行っているプロダクトデザイン演習Ⅱ。
2年生を対象に今年は約40名の学生が受講していて、前半・後半に分けてレーザーの基礎を教えています。
11月14日から後半組がスタートし、大学工場の工作室で演習を実施中。
レーザー加工機を全く使ったことがない初心者の学生たちが、illustratorを使ってデータを作り、以下の作品制作課題に取り組んでいます。
➀ネームプレート(練習)
⓶しおり、キーホルダー、コースターのいづれか(練習)
⓷エンピツ立て(メイン課題)
来年の1月に、前半組を合わせた全員で、レーザーで制作した「エンピツ立て」作品の最終プレゼンを行います。 [...]
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2023年10月23日(株)LDFおよびFDAと、拓殖大学工学部デザイン学科教授・アルバレスハイメ教授との共同演習「プロダクトデザインⅡ」が10月からスタートしました。
今年度は、デザイン学科の2年生44名が、前後半に分かれてレーザー加工機について初めて学びます。
講師はFDAの非常勤プロデューサーでイラストレーターのU-suke氏。
例年同様、まずはレーザーの基本について学び、最初の課題「ネームプレート」を制作。
FDAがこれまで行ってきた「初心者レーザー教室」ではいつも最初の課題とし取り組んでいます。
adobe illustratorのソフトを使ってレーザーの「カット」と「彫刻」データの作り方、パラメータの設定、そしてレーザー加工機(使用機材:Epilogmini)の操作方法を学習しました。
2回目の演習では、「コースター」「キーホルダー」「ブックマーク」からそれぞれ希望の課題を選択。平面加工の応用編として、より複雑なイラストや微細加工をベニヤ、アクリル、二層板などを使って制作しました。
そして次回から立体制作・メインテーマの「鉛筆立て」に取り組みます。
▲今年のプロダクトデザインは44名(22名づつ)でレーザー加工機のデータづくり操作を学習。
▲基本のネームプレート。カット・彫刻の構造を考えシンプルに作れます。
▲2回目の課題は「コースター」「キーホルダー」「ブックマーク」から選択。平面加工の応用編。 [...]
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2023年10月18日拓殖大学の学祭「紅陵祭」が、10月27(金)~29日(日)まで拓殖大学文京キャンパスで開催されます。
デザイン学科の学生・岩船君(2年)は、紅陵祭実行委員会のメンバー。
(株)LDFが、拓大デザイン学科のアルバレスハイメ教授と共同研究・演習を行っているプロダクトデザインⅡ・演習を現在受講中です。
レーザー加工機の操作はまだ初心者である岩船君から毎年行っているサークル出店のスタンプラリーに使うはんこを、紅陵祭キャラクター「タッピー」のデザインで作りたいという相談がありました。
レーザー加工機は昔から印章会社で多く使われてきているので、スタンプを作るのは得意中の得意です。
そこで、LDF・FDAスタッフ指導のもと、所有のレーザー加工機を使ってスタンプを制作することに…。
▲授業の合間にLDFで作業をする岩船君。
▲ゴム板で作った「タッピー」のはんこに木製の持ち手を制作してつける予定です。
「紅陵祭」の会場では、研究室・サークル・愛好会などでスタンプラリーに参加している団体を回ってこのスタンプを押してもらって集めると福引抽選が行えて、豪華商品券などの賞品が当たるそうです。ぜひみなさんご参加ください。 [...]
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2023年8月28日8月26日・27日に拓殖大学文京キャンパスで「オープンキャンパス2023」が開催されました。
(株)LDFと拓殖大学工学部デザイン学科のアルバレス・ハイメ教授がレーザー加工機を使って指導した共同演習に参加した山口雄也君(ハイメ研・4年)が、演習課題で制作した「拓大グッズ」をさらにブラッシュアップした「立体パズル」を完成。拓殖大学のオープンキャンパスに参加してくださった方への贈呈品として採用されました。
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2023年8月16日拓殖大学工学部デザイン学科との産学連携共同研究活動について㈱LDFと拓殖大学工学部デザイン学科との産学連携活動は2010年に同大との共同研究契約にもとづいて始まりました。当初は日立製作所出身の竹末教授との共同研究、2019年よりモビリティを専攻とするアルベルト・ハイメ教授に引き継がれ現在に至っています。わたくしたちの共同研究は、デジタルものづくり基軸機材の一つでもあるレーザー加工機を活用したプロダクトデザイン演習や卒業作品制作、そして課外でのものづくりイベントを通じて、積極的に学生の社会参加の機会をつくると同時にビジネス的視点でもプロダクトデザインを訴求させるようにしてきました。大学での演習授業では、2015年より、イタリヤボローニャ国際絵本原画展でも入選した絵本作家・イラストレーターのU-suke氏http://u-suke.cside1.jp/に非常勤プロデューサーとして演習や課外ワークショップ等での指導にあたってもらい、一般的なプロダクトデザイン演習とは一味違ったエッセンスを加味するようにしています。拓殖大学工学部デザイン学科との産学連携活動においてはレーザー加工機を活用し、学生にレーザー加工技法やデザインを指導するだけでなく、ものづくりを通じて得られる人との関わりや達成感、感動を経験させています。わたくしたちが産学連携活動でめざすものは、学生にレーザー加工法やデザイン技法を習得させることではなく、これらを通じて得られる人との関わりや達成感、感動を経験させることにあります。その結果というわけではありませんが、私達の産学連携活動に参加したことがきっかけとなって、在学中に起業して年商10億円の起業に成長させた卒業生、京都の工芸技術研究所で活躍している女子卒業生、そして㈱LDFでスタッフとして活躍しながら自己実現する卒業生等々、挙げればいとまがありません。★★★プロダクトデザイン演習風景プロダクトデザイン演習 課題作品発表
㈱LDFのホームページ上でも紹介していますが、わたくしたちは拓殖大学工学部デザイン学科で毎年、2年生向けのプロダクトデザイン演習Ⅱ、及び3年生向けのプロダクトデザイン演習Ⅲのコース選択でレーザー加工機を使った授業を指導教員と共におこなっています。基本的には、演習Ⅱではレーザー加工機の基礎を学ばせながらものづくりの面白さを体験してもらい、演習Ⅲでは、演習Ⅱの経験を踏まえてより高度な作品制作をおこなってもらっています。2023年度前期におこなったプロダクトデザインⅢ演習の課題作品発表会の風景は拓殖大学のホームページでも紹介されています。https://feng.takushoku-u.ac.jp/news/nid00003740.html [...]
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2023年8月10日(株)LDF(産学連携研究センター内)と、拓殖大学工学部デザイン学科アルバレスハイメ教授は合同で、毎年レーザー加工機を用いたプロダクトデザイン(PD)の共同演習を行っています。
2023 年度前期のPDⅢ・演習は、3年生 22 名を対象に、4 月から 7 月まで2グループに分けて5 回ずつの演習を実施しました。
今回のテーマは「つつみ」。
(株)LDF が母体となっている一般社団法人ファブデザインアソシエーション(FDA)の理事でもある王偉忠さん(デザイン学科・竹末研卒業生)が代表取締役を務める(株)LooCo の協力を得た「マーケティング」を意識したコンペ方式の課題に取り組み、7 月 19 日に最終プレゼンで審査され、3 名が表彰されました。
(株)LooCo は、レーザー加工機を使ったスマホ周辺機器等の企画・デザイン・卸売・小売をはじめとしたビジネスをネット中心に展開している八王子市内にある企業。
つつみ(包)という言葉は、中国ではよく使われていて、「モノ」を携帯するときの入れ物、袋、カバーなどを指します。実際に(株)LooCo でも色々な「包」商品を取り扱っています。
そこで今回の演習では、(株)LooCo の新商品の「つつみ」をテーマに学生たちが企画を考えます。そして、同社提供の「革」材料を使ってレーザー加工機で商品を制作し、コンペ形式のプレゼンを最終日に行うスケジュールで進みました。
演習に先がけ、まずは(株)LooCo の王さんによる講義が行われました。学生時代から起業して、年商 10 億の企業までに成長した会社の紹介にはじまり、「マーケティング」を意識したものづくりについての考え方を話されました。受講した学生たちは熱心に耳を傾け、終了後には活発な質疑応答も行われました。
なお、今回受講した学生たちは、2年生の PDⅡ・演習ですでにレーザー加工機を使った基本演習を経験しています。(一部、未経験学生には補習を実施)
学生たちはその後、調査・研究を行い、アイデアスケッチや模型試作等のブラッシュアップを繰り返しました。レーザー加工機で革をカット・彫刻し、手縫いやボタンつけなどをして、作品を完成。
最終日のプレゼンでは、審査員に(株)LooCo 代表取締役・王偉忠さん、FDA 理事長・竹末俊昭さん(元デザイン学科教授)、(株)LDF/CEO・夏山一彦さんが顔を並べ、学生の発表ごとにそれぞれコメントや講評を行いました。
審査の結果、LooCo 賞として荒殿遼太郎くん、FDA 賞として千脇義己くん、LDF 賞として長田楽瑛莉さんの3名が選ばれ、表彰されました。
◆LooCo 賞・荒殿遼太郎君「FROG」(王さんのコメント)
「荒殿君の考えた自転車アイテムという目のつけ所とデザイン性がよかったです。うひと工夫すれば商品化の可能性もあるかと思います。今回はコンペ形
式なので、本人に興味があれば、当社で試作品を作るための会議に参加してもらって、さらにブラッシュアップして商品化を目指せればと思います。
◆FDA 賞・千脇義己君「COWPSULE」(竹末理事長のコメント)
「千脇君の作品のデザイン性・完成品のクオリティは素晴らしかった。カスタマイズできるところもよかった。長さが調整できるバリエーションがあるとさ
らに用途が増えてよかったかなと思います」
◆LDF 賞・長田楽瑛莉さん「かえるのおとも」(夏山 CEO のコメント)
「長田さんの作品のアイデアは、子供や障害者だけではなく、これからの高齢者社会に向けてお年寄りにも使える商品なので、市場性が高いと思いました」
以下、学生たちの「つつみ」課題作品の一部をご紹介。
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2023年6月21日6月14日(水)、拓殖大学工学部デザイン学科「プロダクトデザイン演習・Ⅲ」後半組2回目の演習を工場2F工作室で実施。
王偉忠((株)LooCo代表取締役)、アルバレス・ハイメ(デザイン学科教授)、イラストレーターのU-suke(FDA非常勤プロデユーサー)の3名により、学生の企画プレゼンを受けての指導・アドバイスが行われました。
今回は、レーザー加工機を使って制作する「つつみ」がテーマとなっています。
▲(株)LooCo代表取締役の王さんから革の特性についてアドバイスを受ける学生。
学生たちは、日用品などを収納・携帯するためのさまざま「つつみ(袋)」の企画プレゼンを発表。
先生方からは、マーケティング的な可能性やザイン性、材料の特性やレーザー加工機の特性が生かされてるかなどを念頭にアドバイスし、生徒たちは熱心に耳を傾けていました。 [...]
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2023年6月5日4月末からスタートした(株)LDF/FDAと拓殖大学デザイン学科アルバレスハイメ教授との共同演習(プロダクトデザインⅢ)。
22名の学生を前半と後半に分け、5月31日から後半組ががスタートしました。
今回はレーザー加工機を使った「つつみ」がテーマ。
容器やケース、バッグなどを企画する学生にあわせて材料は「革」を中心にして作品制作を行っています。
前半組同様、(株)LooCo代表取締役の王さん(拓大OB)による講義があり、学生による質疑応答も活発に行われました。
今回のブログでは、王さんの講義内容のまとめをご紹介します。
PDⅢ・拓殖大学工学部学科 アルバレス・ハイメ教授×LDF/FDA共同演習
「会社紹介・マーケティング・今回の課題「つつみ」について」
講師:王 偉忠さん【FDA理事・(株)LooCo代表取締役】
日 時:4月19日(水)13時50分~・5月31日(水)13時50分~(2回開催)
場 所:工学部棟演習室Ⅰ
(株)LooCoの本社は八王子にあります。
そして4月から八王子駅前にもお店がオープンしました。
僕は中国出身で、2009年に留学生として日本にきて2011年に大学に入学しました。ハイメ先生の前任であるFDA理事長の竹末俊昭元教授の研究室で、2013年に竹末先生と一緒に卒業(退官)しました。スマホケース等を作ってるメインの会社以外に美容業も経営しています。
どういうものを作っているか。
Amazonや楽天で販売しているメインはスマホケースです。これを開発・設計・製造・発送まで自社でやっています。
なぜ会社を作ったかという流れについてですが、大学で竹末先生に出会って、LDF(FDA)に出会って、レーザー加工機に出会いました。コンビニでバイトしてるときに雑誌でiPhone4が発売されたのを知り、専用ケースを作れないかなと思って2年生のときにケースを作り始めて1カ月で100万円の収入を超えるようになりました。
そこでバイトもやめたんですが、競争も激しくなってきたので、これを続けるのか就職するのかで悩んだ時期もあったんですが、レーザー加工機を使ってカスタマイズして名入れしたり彫刻したりしたことでうまくいって、ヤフオクをきっかけに楽天にも出して、在学中に起業しました。起業計画書をそのまま卒論にして卒業しました。
レーザー加工機はいま8台くらいあります。
ちなみに駅前の実店舗にも1台置きました。駅から2分くらいのところです。
売上については、年間数千万から十億まで伸ばしましたが、うまくいかないことも多くありました。
リアルなエピソードとして覚えておいてほしいことがあります。
1つ目のキーワードは「マーケット」。
これはつねに変わってるんです。いま作ったものがよくても1年後は使い物にならないものもあることを意識していただきたい。
うちは実際にマーケティングの変化を考えました。
2014年に会社を作って2015、6年はiPhoneは日本のシェアで一番多く売れたんですよね。10台中7台がiPhoneだったんです。しかし2017年で頭打ち。売れてくると競争が激しくなる。スマホケースを作っても売れなくなってきた。経営者としての決断が迫られます。
「マーケット」が本当にやっていけるかどうか。
データを調べて68.2%。これからiPhoneのシェアはどんどん落ちてくる。これからはアンドロイドが伸びてくるだろうと予測しました。
iPhoneメインで作ってたスマホケースをandroidメインに切り替えていこうと。
いまここに立ってるってことは、当たったということなんですよね。
いま45対55くらいの比率です。新商品の発売時期にもよりますが。そういうマーケットの変化を予測しなかったら、売れなくなってしまっていたと思います。
先読みして準備した方がうまくいく。
いま売れているものを真似しようとしても難しいんですよね。
負けるか品質や価格で勝たないといけない。
それならこれからくるものをやったほうがいい。
マーケットは常に変化してるので、社会に何がおきてるか予測しながらものづくりを考えていただきたい。
今日の2つ目のキーワードは「レッドオーシャンとブルーオーシャン」。
会社が儲かると参入が増えて競争が激しくなります。
レッドオーシャンは競争の激しさを示していて、簡単にまとめると、まだ起きてないこれから起きる可能性があるのはブルーオーシャン。
オンラインで買うときに検索しますよね。椅子を検索したときに椅子の商品の種類がいっぱいあるのはレッドオーシャンで競争が激しいということ。いろんな価格やデザインが豊富です。
たとえば、「ガムケース」で検索すると3種類しかなかったとする。3商品の中から選ぶしかないとなると競争がないので、ここから選ぶしかないけど、ここから分散してレッドオーシャンになっていくこともあります。
人気の商品は必ずこういうことが起こるんですよね。
レッドオーシャンの中にも探せば、まだブルーオーシャンが少し残っていることもあります。たとえばスマホケースでいうと、メチャクチャジャンルはありますが、「手帳型」「本革」とか絞っていくと、少なくなるところがまだまだたくさんあるんでそこを調べていくという作業がマーケティングです。
そして、調べたら、いったんそれを忘れてほしい。ものづくりってこういう流れなんですよっていうのがあるので、その過程を一回経験して失敗したら、また考えて作ればいいと思うんです。
商品開発というのは、うちの商品はこういう視点でモノを開発してますよってのを覚えていってもらえればいいと思うんです。
「セグメント」と言ってもいろんなのがあるんですよね。
うちはまず価格です。スマホケースに対する価値観はみんな違うんですよね。
千円までしか出さないという人もいて。
マーケットを調べると千円の商品はいっぱいあるけど、3千円の商品はあんまりないなというところを突っ込んでいく。意外とそういうところが大事です。
原価よりも売価の方がお客さんは敏感なんです。
みなさんも買い物したときに、安すぎてちょっと品質が不安になるみたいなことありませんか。これを本当に500円で買っていいのかな、みたいな。
売る側としては安くした方がいいだろうと思うんですが、実は買う側の気持ちとしては違うんですね。買う側は3千円はどんな品質なんだと。いますぐ価格のことを考えろとはいいませんが、ものづくりというのは値段のことを考えなきゃいかないものです。
もちろん材質のこともありますが、いくらで売るかっていうことより、お客さんがいくら払えるかってのを考えてもらいたい。
あと、消費者の年齢ですね。若い人たちは鮮やかな柄のデザインの方がいい。年配だと落ち着いた方がいいと分かれてきたりします。
面白いエピソードがあって、若い人はあんまり手帳型カバーを使わない。もちろん使ってる人もいますが、店舗でも販売していると、ベルトがついてるようなデザインのムチャクチャ古くてださいなって辞めたデザインのカバーを、年配の方がいいと言ってくることがあります。こういうことは、結構考えさせられることが多い。
私たちデザイナーとして、自己満足で終わってませんかというのがある。
本当にユーザーの声を聞いてるか。年配の人こそ不安なんですよ。
ちゃんとカードが収まっているか、グラグラするのが嫌でバンドで止めたいとか。お客さんの層によって求めているものが違うんです。
ものづくりは自己満で終わっちゃうことが多いので、本当に役に立つのかっていうのを考えてもらいたい。
僕もけっこう実店舗にいておばあさんに相談をされて勉強になることがあります。お店をつくったのも本当の声を聞きたくてということもあります。ケース1個2000円売るのに1時間かかっちゃったりして儲からないんですけど、お客さんの声を取り入れてものづくりをやっている感じがあります。そういうことをみなさん、気にしていただきたい。
それから、スマホの今年流行ってるのは、首や肩からぶら下げるやつです。こういう用途を考えて、こういう風に使うんだろうなっていうのを考えるのも大事。あと付加価値(名入れとか)ですね。スマホケースの+α。
あとはギフトサービス。
たとえばみなさんが何か買いに行くときに、予算は3000円だった。そこで、3500円の商品があった。結構悩みますよね。これがギフトの場合だと、彼女や彼氏にあげたいとう場合、結構財布のひもが緩くなっちゃうことがあります。ケチらないですよね。ギフトじゃないのは1000円なのに同じ商品でもギフトになると2000円でも買ってしまう。
ギフト需要というのは増えてきていると思います。
ものづくりとしてはそういうジャンルもありなんではないかと。皆さんも何かを作るときにちょっと考えてみてください。「自分が作るものは誰かにプレゼントできるものになるといい」というようなことを。
マーケティングの話は、ちょっと難しいんですが、まとめます。
商品やサービスが売れるような仕組みを考えないといけない。それはまだこれから社会に出ていろいろ覚えていかなきゃいけないんですけど。
マーケティングは、まず「サーチ」マーケットを調べることですね。そのうえでアクションを起こす。
そのあと必ずクライムアフェアがおこるので。失敗したり、やり直したり、戻っちゃうんですよね。最初のところに。勝算をあげることがマーケティングなんです。
今回の課題で失敗したと思っても、次回につながればいいのかなと。課題につながりますが、うちも近年スマホポーチというのを作っていて、大ヒットしています。スマホポーチ自体が新しい。スマホを出し入れしやすいように作ったんですが、狙いが的中してヒットしています。入れるモノはデザインによって変わる。何を入れるのか。誰が何をどう使うのかというのを考えるとアイデアは出てくると思うんですよ。
今回の課題の「つつみ」は日本語で考えると難しくて。中国語にすると分かりやすいです。
➀钱包=財布
➁书包=ランドセル
➂公文包=アタッシュケース
➃革包=革のケース
何をつつむかを考えてほしい。
いつ、だれ、何をつつむか考えてほしい。
みなさんの作品の中からいいなと思うような作品があれば、商品開発しちゃうかもしれない。ネットやお店で販売してみなさんにもインセンティブ入っちゃうかもしれません。夢がふくらむようなこともあるかもしれません。会社の社長としてお約束しますので。
先ほどキーケースの話ありましたが、うちでも色々つくっていて、革の使ったキーケース。革は柔らかいから開け閉めは簡単ですが、造形は難しいんですよね。そんなときは、私は写真(以下)を作ったんですよ。こういう造形って革で難しいので、車のキーをレーザーで中身を切って注文に合わせて作れる。日産にも導入していただいています。
【質疑応答】
学生「王さんの会社では、王さんが主体で商品のデザインを考えてるのでしょうか」
王さん「会社にデザイナーもいるので、僕主体というのはほとんどやりません。これを作ろうっていうときにいくつかアイデアが出てきて、伸ばしてみて、選定したり。アイデア出しは僕も参加するんですが、スタッフの皆さんに参加してもらって、できるだけ意見を集めて方向性を定めます。アフターサービスにデザイナーもきてもらって、お客さんから情報をもらってます。ポケットが5つほしいという要望があった場合、無理かもしれないけど、実現可能かどうかの方向性の話し合いができるようように」
学生「マーケティング、ネットの情報を取り入れる手段はありますか」
王さん「情報サイトとかで集めるとか、ニュースアプリが結構出てるんでまずそれをやってます。もうひとつは、店に結構行くんです。お店で何が売れてるのか、お客さんが何に反応してるのかを見ています。
この段階で言っていいのかわからないけど、あんまり調べすぎてもよくないなと思います。やっぱりデザインって正解と不正解の判断は難しい。その考えを誰かに共感してもらえればいい。もちろん何が流行ってるか等の情報ベースはほしいけど、自分の主張は考えておいてほしい。どこかで見たというのではダメ。こういうものがくるだろうということを考えておいてほしい。
うちはスマホデザインで50種類あります。不人気商品もありますが、ずっと愛用しているユーザーがいるのであればいいという考え方もあります。
自分の個性は忘れないようにしながら、自分なりに正しいか判断できる基準を作っておいてほしいですね。学生のうちに色々失敗してほしい。一発で成功することはないので」
ハイメ教授「中国人として日本の市場の良さはありますか」
王「日本で楽天やamazonの上層部と仲良くさせてもらっていて、日本の中小企業にECとはこういう風にやるんだというのを教えています。そこで共通しているのは日本の企業って自信のなさが伝わる。控えめというよりも自信がなくなってきている。それと若い人たちもそうですが、中国やアメリカに比べると野望がある人が少ないんですよね。中国、アメリカ、日本と比べると、日本は起業する人に対してやさしいんですよね。世界一やさしい。でも起業する人は少ない。アメリカの方がもっと厳しいのに起業する人は多い。日本は技術もあるし環境もいいのにもったいない。仮に起業して失敗しても再就職すればいいじゃんて思うんですけど。中国なんか2回目のチャンスもほとんどなくて、へたすれば一生借金を背負っていかないといけない人たちもいる。僕は税務署と喧嘩もしたこともあるけど、基本的にこちらをフォローしてくれる。あと、デザインに関しても日本人は細かはいこと考えるじゃないですか。技術もあるし。ただ売るのがアメリカや中国に比べると下手。中国でライブコマース流行ってるのに日本が追い付いてないとか、amazonのプラットフォームが日本で通っちゃったりとか。日本はどうしても国内の視点で考えてしまい、グローバルな目線で考えてない。EC化率については、中国は約40%、アメリカはたぶん30%くらい。日本はコロナの中であれだけ家を出るなって言われて10%です。これがコロナ終わったら8%になります。それは遅れてるということじゃなくて、現状の中で国際的な売り方をやらないと。オンラインが一番世界につながりやすいから。
中国は、学生もPCを使いこなしてって思いますね。日本の学生の方がPCを使いこなせてない人が多く感じますね。
みなさんいい環境に恵まれているのに、もったいないなと思います。勇気を出して失敗してもいいと思います。全力で応援したいですね。
U-suke(FDA)「レーザー加工機の良さ、おもしろさってなんですか」
僕が買ったときといまでは使い方も変わってきていますね。
昔は名入れするとかそういう何かを加えるツールだと思ってたんですけど、ECって個人でも作れる世界に5年後くらいにはなると思うんです。自分で商売できる世界。レーザーとか3Dプリンターとかはもっと普及すると思うんですよ。レーザーは切断、切る、彫るなんですが、いいところは手軽に使えるというところ。道具のよさ、使いやすさがあがってる。使い方次第でいろいろできる。
たとえば、レーザーでカットしてくりぬいたり。うちで販売しているスマホとか全部レーザー使ってますからね。カットして貼るみたいな。
もともと100%完成して売るんじゃなくて、90%完成してあと10%残して日本にもってきて八王子工場でやる。そういうことをレーザーではやれる。受注生産できるし、大量在庫する必要ないしバリエーションも増やせるので使いやすいです。
使い方次第でビジネスチャンスはまだまだあると思います。
講義終了
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以下、前半組の課題制作の様子を紹介します。
なお、前半組と後半組合同の最終発表は、7月19日(水)となります。
そこでLooCo賞、LDF賞、FDA賞の贈呈を行う予定となっています。
また経過についてはブログで随時ご紹介します。 [...]
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2023年4月24日(株)LDF/FDAと拓殖大学工学部デザイン学科アルバレスハイメ教授は、毎年レーザー加工機を用いたプロダクトデザイン(PD)の共同演習を行っています。
2023年度前期のPDⅢ演習では、3年生22名を対象に4月から7月まで2グループに分けて5回ずつの演習を実施します。
▲アルバレスハイメ教授によるスケジュール説明
今回のテーマは「つつみ」。
FDAの理事で同大デザイン学科卒業生でもある王偉忠さんが代表取締役を務める(株)LooCoの協力を得た課題に取り組みます。
LooCoは、八王子にあるレーザー加工機を使ったスマホ等周辺機器の企画・デザイン・卸売・小売をはじめとするビジネスなどをネットを中心に展開している企業。
「包」という言葉は、中国ではよく使われている言葉で、「モノ」を携帯するときの入れ物、袋、カバーなどを指します。実際にLooCoでも色々な「包」商品を取り扱っています。
そこで今回の演習では、LooCoの新商品としての「つつみ」をテーマに学生たちが企画を考えます。
そして、「革」などの材料を使ってレーザー加工機で商品を作成し、コンペ形式のプレゼンを行います。
最終的に優秀な作品を作って「Looco賞」に選ばれた学生には、演習後にさらにブラッシュアップを重ねて実際の商品化に向けて動きだすチャンスも得られるという特典も用意しています。
4月12日(水)に行われた最初のオリエンテーションでは、まず学生たちに現在興味のあることについてのアンケートを具体的に行って、次回の個人面談での商品の方向性を決めるのに活かすこととなった。
また、宿題として、「革」や「つつみ」をキーワードにした調査について調べることになりました。
そして、4月19日(水)、工学部棟演習室において、演習に先がけ、(株)LooCoの王さんによる講義が行われました。
学生時代にすでに起業した話から、現在経営している会社の紹介のお話にはじまり、今回の課題についてや、「マーケティング」を意識したものづくりについての考え方を話しました。受講した学生たちは熱心に耳を傾け、終了後には活発な質疑応答も行われました。
その後、学生たちは自分のバッグに入っている普段持ち歩いているアイテムを机の上に並べて、グループごとに調査を行いました。
この生徒のバッグの中身は、メモ帳、スマホ、水、iPad、はさみ、ふせん、定規など。
その後、王さんとU-sukeさん(イラストレーター・FDA非常勤プロデューサー)とハイメ教授による個人面談が行われ、学生たちの課題の企画の方向性について話し合い、アドバイスを行った。次回は4月26日(水)。
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2023年1月30日昨年の10月からはじまった拓殖大学工学部デザイン学科・アルバレスハイメ教授とLDF/FDAによる共同演習(プロダクトデザイン演習Ⅱ)の最終発表が、1月17日に行われました。
まったくレーザーに触ったことがない初心者の学生が、週に1度の制作日程というタイトなスケジュールの中、adobe illustratorによる加工データづくりの方法やレーザー加工機の操作方法について学び、最終課題である「鉛筆立て」制作に取り組み完成することができました。
発表された学生作品の一部ご紹介します。
。 [...]
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2022年12月5日(株)LDFおよびFDA(一般社団法人ファブデザインアソシエーション)の拓殖大学工学部デザイン学科・アルバレスハイメ教授と行っているの共同演習「プロダクトデザインⅡ」(2年生)では、コースター/ブックマーク(しおり)という課題が終わり、いよいよメインとなる最終課題「鉛筆立て」の制作に入ります。
11月29日の演習では学生による「レーザー加工機」の可能性についての調査および「鉛筆立て」のアイデアを発表。
また、段ボールを使って自分のアイデアの模型を製作し、ブラッシュアップ作業を行いました。
▲先レーザーをはじめて使って作った学生たちのオリジナル作品。(コースターとしおり)
▲レーザー加工機の可能性について調査と鉛筆立てのデザインアイデアを発表。
▲ハイメ教授による講義。
▲制作する前に、段ボールで模型を作り、自分の作品アイデアの問題点をさぐる。
▲グルーガンを使った模型製作。 [...]
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2022年11月21日(株)LDFおよびLDFが母体となる団体FDA(一般社団法人ファブデザインアソシエーション)では、拓殖大学工学部デザイン学科・アルバレスハイメ教授との共同演習を行っています。10月からはじまった2年生を対象とした「プロダクトデザインⅡ」演習では、レーザー加工機のデータ制作の方法と、基本的操作の仕方を学生たちが学びます。
受講する学生は、総勢約20名。前半組と後半組で入れ替えて半分づつで演習を行います。
課題制作は次の3つ。➀ネームプレート(1日)➁コースター/ブックマーク(しおり)/プランター(1日)➂鉛筆立て(3日)
それ以外にも「レーザー加工機の可能性」や「鉛筆立て」の実態調査研究の発表も。
最後の課題「鉛筆立て」は、作品を完成させて、来年1月の最終日にプレゼンテーションを行うこととなっています。
▲「レーザー加工機の可能性について」学生によるプレゼン。
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2022年8月24日7月27日(水)、拓殖大学工学部デザイン学科(アルバレスハイメ教授・永見豊准教授・森岡大輔准教授)と(株)LDF/FDAの共同演習(プロダクトデザインⅢ)の受講生(3年生)による最終発表が行われました。
発表者の中から優秀賞として、織田大翔君(LDF賞)・山口雄也君(FDA賞)が選ばれ、それぞれ盾が授与されました。
今回は、「レーザー加工機の特性を活かした雑貨づくり」をテーマに、5月から➀イヤホンホルダー➁鉛筆立て➂組み立て式商品という3つの課題で取り組んできました。
最終発表では、学生から3つの課題作品の発表と先生方からの質疑応答やアドバイスを実施。優秀賞の審査は、(株)LDF・CEOの夏山一彦氏と、FDA正会員の王偉忠氏((株)LooCo代表取締役)のレーザーの専門家が行い、最後にLDF賞とFDA賞が選ばれました。(※講評は後記)
▲はじめてレーザーを使ったにもかかわらず、斬新な発想で連結する「鉛筆立て」やゴム動力の組み立て式商品「観覧車」を作った織田君。本人は残念ながら発表当日コロナ陽性のため参加できずオンラインでのプレゼンになりましたが、高い評価を得て見事LDF賞を受賞。
▲イヤホンホルダー。サルの耳が先端をひっかける部分になる。
【今回の最終発表に参加した審査員の感想】
「FDA理事長の竹末先生の代理で審査委員をやらせていただきまして、改めて反省しました(学生時代ちゃんと勉強すべきでした!)。7年前のキャンパスライフの記憶が蘇って、とても楽しい時間でした。コンセプトから最後の発表まで、皆さんの努力を感じました。
アイデアも面白くて、完成度も高い作品がたくさんありました、大学の先輩としても非常にうれしいことです。
商品化まであと一歩ですが、可能性を感じる作品もあり、刺激をもらいました。私の時代より、レベルアップしたことが喜ばしいことである一方、デザイナーを目指す人が少ないことに少し残念に思います。期待を込めて、皆さんがデザイナーとしての活躍を見れるように楽しみにしています」
王 偉忠【(株)LooCO・拓大デザイン学科OB・FDA正会員】
「受講学生8名の作品の出来栄えには大きな差があったと言えます。◎が1名、〇が3名、△が3名~4名というところでしょうか。
◎の1名については、今回の授業で初めてレーザー加工機を使ったにも拘わらず、レーザー加工機の加工特性を上手に活かしており、作品としての完成度も高く、もう少し手を加えれば商品化できるものでした。全体としては、作品の仕上げや審美性に問題がありましたが、独自性、発想に優れている作品も多く、今後に期待したいと思います」
夏山一彦 【(株)LDF・CEO・FDA会長】
「アルバレス・ハイメ教授とは、共同演習や共同研究などで2019年からタッグを組ませていただいています。
今回はかなり難易度の高い課題もあり、8名の学生にとってはとても大変だったと思います。
私はAdobe illustratorを使った加工データ制作とレーザー加工機の操作の指導やデザインのアドバイスなどを先生方と一緒に行いました。
初心者がほとんどのなかで8名全員がデータ制作とレーザー加工機の方法を習得し使いこなせるまでに成長し、授業のない日にも工場に来て一生懸命課題作品を締切ギリギリまでブラッシュアップし続ける努力を学生たちが行っているのを見て感銘を受けました。
学生たちが今後の創作活動等にも今回の経験が活かせることを願っています」
U-suke【イラストレーター・絵本作家・FDA非常勤プロデューサー】 [...]
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2022年7月11日5月からはじまり7月末まで行われる拓殖大学工学部デザイン学科・アルバレスハイメ教授と、(株)LDF/一般社団法人ファブデザインアソシエーション(FDA)との共同演習「プロダクトデザインⅢ」。
3つ目となる最終課題は「組み立て式商品」です。コロナ過の巣ごもり需要で、DIYタイプのレーザー加工製品の模型や雑貨などが最近人気となっていることから、新しい組み立て式の可能性を学生たちに考えてもらいました。
この課題は4回にわたって取り組みます。そしてこれまでのすべての課題をまとめた最終的なプレゼンは、7月27日(水)に行われることとなっています。
学生たちは、事前用意された市販の「組み立て商品」を実際に組み立ててみて、その体験レポートを行った。
▲市販品のレーザー木製人気商品「ワンピースの船・サウザンドサニー号」を実際に組み立ててみて気づいた特徴をレポート。
▲永見准教授によるデザインのアドバイス。
▲ケーブルリールホルダーのアイデアスケッチ
▲3つ目の課題ともなると、学生たちはすでにレーザー加工機の操作方法を習得しているので加工もスムーズ。
▲今回の課題の条件のひとつは「接着剤を使わない」というもの。二つのベニヤもはめる部分にクッションのような加工を施すと外れにくくなるということに学生が気づき、レーザーを使って試作したもの。
▲歯車を作りたい学生に森岡准教授の指導
▲レーザー加工データをadobe illustratorで制作中。
▲アクリルによるスマホホルダーの試作品。 [...]
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2022年7月4日6月29日、拓殖大学工学部デザイン学科・アルバレスハイメ教授とU-suke(LDF/FDA非常勤プロデユーサー・絵本作家・イラストレーター)の連名で執筆された論文が、国際学会( International Conference on Human-Computer Interaction 「 人間とコンピュータの相互作用に関する国際会議」 )にて発表されました。オンラインで行われたセッションには参加者が多く、関心の高さがうかがえました。
この論文のタイトルは、”Utilization of Digital Fabrication Technologyin Hybrid Courses for Industrial Design Education During the COVID-19 Pandemic”「 コロナ禍の工業デザイン教育のためのハイブリッドコースでのデジタル製造技術の利用」。
論文要旨は以下のとおりです。
コロナによる世界中の教育システムは、デジタルプラットフォームを使用して、対面教育からオンライン形式への移行を余儀なくされてしまいました。日本では、オンラインでの授業の経験が不足していることや、デジタル技術を取り入れるための国の教育システムのペースが遅いことから、大学全体での遠隔教育への移行が特に困難でした。工業デザインの分野は、サービス、インターフェイス、エクスペリエンスなどの無形の製品を含め、ますます拡大しています。さらに、CADテクノロジーは設計遠隔教育を容易にします。
しかし、特にものづくりの文化が非常に強い日本では、工業デザインの核心は物理的な製品の提案の開発に残っています。工業デザインの実践はオンラインだけで教えることはできないため、この論文では、物理的に作品の設計の提案を行うための対面レッスンを備えた2つのハイブリッド演習を実施する試みについて説明しています。
パンデミックの状況における学術的条件に適応するために、デジタル製造技術、特に「レーザー加工機」が利用されました。オンラインコミュニケーションプラットフォームを使用することにより、学生は講義に出席し、設計アイデアを提出し、教授のフィードバックを受け取り、必要なデータを作成しました。対面授業では、レーザー加工機を使って部品を作り、試作品を作り、フィードバックをもらいました。
各コースの最後にアンケートを実施したところ、ハイブリッド演習による学生の満足度が高いことを示しました。
論文のベースになった演習の詳細はこちら。
(以下、実際の論文の一部紹介) [...]
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2022年6月20日拓殖大学工場の2F工作室で5月から開始し、7月末までの予定で行われている拓殖大学工学部デザイン学科・アルバレスハイメ教授と、(株)LDF/一般社団法人ファブデザインアソシエーション(FDA)との共同演習。
3年生を対象としたプロダクトデザインⅢ演習ですが、「イヤホンホルダー」に続く二つ目の課題は「鉛筆立てづくり」です。
学生たちは、6月1日、8日、15日と3回に渡って「鉛筆立て」の課題に取り組みました。
リサーチ・アイデアスケッチ発表、そしてレーザーを使って検討して改良を行っていきました。正式な完成品の発表は最終日の7月27日になりますが、悩みながらも学生たちはレーザーの特性を活かしたオリジナルデザインの「鉛筆立て」を制作しました。
▲ハイメ教授による鉛筆立てデザイン制作に向けての講義。
▲カーフベンディング(レーザーを使って板が曲がるように加工する)のテクニックを使った筒形の鉛筆立てを制作中の学生。
▲小さな三角柱型の箱を重ねて使うデザイン。組み立てに小さな止めパーツを使うのと、切断面の焦げ色と彫刻の色をつなげたデザインにするのが特徴。
▲積まれた箱のようなデザイン。板にデザインされた穴を空けて趣を出すべく検討。
▲カラー透明アクリルを使った未来的な鉛筆立てをデザイン。
▲壁にひっかけつタイプの鉛筆立て。接着剤を使わなくてもパーツをはめ込みんで作れるよう設計。カーフベンディングタイプと机におけるタイプのものを制作。
いよいよ次回からは最終課題の「組み立て式商品」。コロナの巣ごもり需要で人気も高かった組み立て式の模型や雑貨など、自分で作る楽しみもある商品のアイデア・デザインを学生たちが考えていきます。 [...]
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2022年6月13日5月18日、25日、6月1日と3回にわたって、拓大デザイン学科(アルバレス・ハイメ教授)と(株)LDF/ FDAとのプロダクトデザインⅢ(3年生)共同演習の1つ目の課題「イヤホンホルダーづくり」に取り組みました。
1回目の演習でレーザー加工機のデータの作り方と操作方法を学んだ参加学生。
「イヤホンホルダー」で、いよいよレーザーでのオリジナル作品づくりに取り組みます。
学生たちから宿題の市場調査結果とアイデア発表があり、模型制作などで検討を重ね、
3名のデザイン学科の教授からアドバイスを受けながら、3日で作品を完成させました。(正式な作品発表は最終日となります)
▲学生たちによる課題「イヤホンホルダーの市場調査」の発表。
▲アイデアスケッチと模型での検討。
▲イラレで作った完成データ。
▲データをレーザー加工機に出力。
▲材料にマスキングテープを貼って、レーザー加工機を操作。
▲レーザーで作った材料を接着剤で固定。
▲マスキングして彫刻部分に「ペイントマーカー」で着色。 [...]
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2022年5月16日5月11日(水)、拓殖大学工場演習室にて(株)LDF/ FDAと拓殖大学工学部デザイン学科アルバレス・ハイメ教授によるプロダクトデザインⅢ演習「初心者向けレーザー講習」を行い、3年生の学生8名が参加しました。
プロダクトデザインⅢの演習は、同学科のハイメ教授と永見教授と森岡助教授の合同で行い、それぞれ違うテーマで講義を行っています。三回目の今回はハイメ教授の担当となり、LDF/FDAの共同演習として「レーザー講習」を行いました。そして、これから7月末まで「レーザー加工機を活かした雑貨づくり」をテーマにものづくり演習を行っていきます。
▲ハイメ教授による講義。
▲レーザー加工機をはじめて操作する学生たち。
▲(株)LDFのスタッフ・吉田氏によるレーザー加工機の操作指導。
▲参加学生がレーザーで制作したネームプレート。今回はじめてadobe illustratorを使ってデータを作成してレーザー加工機を操作した学生たちがほとんど。その素早い仕上がりとクオリティに感激していました。
▲今回のプロダクトデザイン演習Ⅲは、3つの作品制作を行う予定ですが、来週から取り組むの1つ目の課題は「イヤホンホルダー」を作ります。調査やアイデアデッサンが宿題となります。 [...]
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2022年1月24日11月から拓大工場の工作室にて、2か月にわたって行ってきた拓殖大学工学部デザイン学科(アルバレスハイメ准教授)と(株)LDF/FDAによる共同演習が1月17日に全課程を修了しました。
今回の演習の課題は「ものづくりを通じてレーザー加工機の操作方法を学ぶ」。 (使用教材:Epilog mini 18)
コロナ過のオンデマンドでスタートした今回の演習は、受講希望した レーザー初心者6名 が参加。(2年生)レーザー加工機のデータ制作の方法と基本的な操作方法や特性を全員が習得することを目的に5つの課題に取り組みました。
課題➀ネームプレート
課題➁コースター
課題➂はんこ
課題➃クリスマスオーナメント
課題➄拓大グッズ
▲立体パズル風キーホルダー
▲拓殖大学創設者・桂太郎の銅像風USBメモリーケース
▲透明アクリルのオレンジ(拓大イメージマーク)キーホルダー
▲拓大八王子キャンパス立体マップ
▲ 拓大紅陵祭キャラ・タッピ―の本革パスケース
▲木製筆箱
今回の演習は、LDF/FDA非常勤プロデューサーでイラストレーターのU-sukeがアルバレスハイメ准教授をサポートする講師として全演習に参加。
最終課題「拓大グッズ」まで、受講生全員がすべての作品を完成させることができました。 演習時間をオーバーしても工作室に残って熱心に作品づくりに取り組む学生もいて、「今度またレーザー加工機の共同演習があればぜひ受講したい」という声も聞こえました。
LDF/FDAとしては今後もハイメ准教授との共同演習や共同研究を通じて学生たちのものづくりをサポートしていきます。 [...]
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拓殖大学との産学連携活動について
株式会社LDFは拓殖大学との共同究契約に基づいて2014年より産学連携活動をおこなっています。
その活動は弊社の関連組織である一般社団法人ファブデザインアソシエーション(FDA)との連携で、同大学工学部デザイン学科指導教授及び学生と以下の活動をおこなっています。
・レーザー加工機を使用した授業(プロダクトデザイン演習等)でのサポート

・卒業課題作品の制作サポート
・学生の自由な発想による研究課題作品や活動を展示会、ブログ、SNS等で発表
・FDA 会員企業との交流で学生の社会参加をサポート(研究発表会、地域貢献活動、エクスカージョン等)
拓殖大学のホームページにも、弊社との活動が掲載されています。
ものづくり活動支援
近年はFDA主催で、「レーザー加工機を使ったものづくり活動支援」として、拓殖大学工学部デザイン学科の有志による実際のイベントに参加してビジネス体験の実施しています。
NEW
・ラフォーレ原宿「愛と狂気のマーケット」
きらめきシャカシャカキーホルダー
・ラフォーレ原宿「愛と狂気のマーケット」
FDAでボックス出展&ワークショップ
~2025年10月1日から1か月間、展示販売~
レーザーワークショップ
きらめきシャカシャカキーホルダー
~あなただけのキラキラを持ち歩こう!~
10/26(日) 11:00~20:00
FDAがサポートする拓殖大学工学部デザイン学科の学生たちがデザイン、レーザーカッターで精密に切り出したアクリルパーツを組み立て、好きな色や形のパーツを中に入れてカスタマイズできる「透明キューブ型キーホルダー」を作るワークショップ。全パーツがレーザーカッターによって制作されており、タグには実際に刻印が可能。
・「はちおうじNPOフェス」
~2020年から毎年参加~


▶関連記事を見る
・「デザインフェスタ」参加
~FDAでvol.59に、学生有志でvol.60に参加~
学生レーザー作品
共同研究をおこなっている拓殖大学デザイン学科の学生が、授業やワークショップでつくった作品
うさちゃん立体マグネット
うさちゃん立体マグネットアップ
おさるのイヤホンホルダー
お料理キーホルダー
キーホルダー(ホットケーキ)
コースター(犬のおしり)
コルクコースター
コルクコースター(コーヒーボーイ)
サボテンのアクセサリーホルダー
ジングルベル間接照明…組み立て式(無接着剤)
スマホホルダーハリネズミ型
ネコちゃんマグネッ&キーホルダー(おしりと肉球)
ネコちゃん立体マグネット
ネコちゃん立体マグネットのアップ
ホテル風キーホルダー顔
ホテル風キーホルダーりすちゃん
幼児用玩具・てんぐの積み木(落とさずにのせられるか)
木製アイポッドケース
変形玩具「くるま」…マグネット内蔵で文字が車に変身する。
変形玩具「くるま」…マグネット内蔵で文字が車になる。(変形前)
置時計(月のデザイン。星形の穴から何時かが分かる)
置時計(月とうさぎ)LED内蔵。夜.jpg
置時計(月とうさぎ)LED内蔵。昼
置時計(月とうさぎ)LED内蔵。
置時計(化学記号)
置時計(雲バージョン)LED内蔵。昼と夜。
組立式くまさんiPhone立て
組み立て式コード用リール
高尾山動物積み木アップ
高尾山動物積み木
顔キーホルダー
玩具「フレームアート」…パーツを変えていろいろな物語をモチーフにカスタマイズできます。
鉛筆立て(輪ゴム式。どこにでもペンがさせる)
鉛筆立て(ゆりかご説明)
鉛筆立て(ゆりかごのようにゆらゆら揺れて、使用時には傾斜がつくような仕組み)
鉛筆立て(ブックスタンド付き)
鉛筆立て
鉛筆立て…星形の透明で中身が見える。
鉛筆立て…寄木細工風
鉛筆立て…家型。ガレージに消しゴムなど。
鉛筆立て…1本1本取り出しやすいシステム
リンゴ型間接照明…組み立て式(無接着剤)
リスちゃんマグネット
マグネット家用キーホルダー





▲荒殿遼太郎君デザインのレーザー加工機で制作した自転車用バッグ。






































































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